GKは無風。CBでは昌子と植田に使える目処がついた
西野ジャパンはガーナ、スイス、パラグアイとの3つのテストマッチを終えた。これまで様々な選手を起用し、フォーメーションも複数採用してきた。これをもってロシアワールドカップへ挑むことになるが、レギュラー争いは輪郭が見えつつある。その椅子を掴むのは誰なのか。全ポジションを分析したい。
フォーメーションは【4-2-3-1】を想定。3バックもオプションとしてあるが、あくまでオプション。守備固めの5バック気味にしたい場合のみの採用である可能性が高い。したがって基本線の【4-2-3-1】で分析していく。
<GK>
【レギュラー】川島永嗣
【サブ】東口順昭、中村航輔
ほぼ無風状態だ。川島は年齢を重ねるごとに、GKとしての技術が向上。日本代表におけるコーチングなどでも一線を画すレベルにある。東口と中村も能力は高いが試合出場があまりに少ない。
<センターバック(CB)>
【レギュラー】吉田麻也、槙野智章
【サブ】昌子源、植田直通
ハリルホジッチ体制の一時期は昌子がレギュラーだった時期もあるが、槙野が急成長。一気に追い抜き、西野朗監督もそのままレギュラーとして考えている。昌子と植田の鹿島コンビも高いレベルにはあるので、安心できるサブだ。吉田は鉄板。ワールドカップ本大会で彼が負傷するような事態になれば、守備面で大きな戦力ダウンになる。
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