コンパクトな4-4-2守備
ミドルゾーンのコンパクトな守備からのカウンターというベースになる戦い方は精度が上がってきた。岡崎と香川による1列目の制御が明確になり、エイバルで守備を覚えた乾のポジショニングは安定感に寄与していた。
スイス戦に続いて4-4-2ベースの守備。スイス戦ではビルドアップの起点になる選手を本田がマークし、そのまま中盤のラインに入るやり方だったが、パラグアイ戦は岡崎と香川が並んで制御する形だった。パラグアイ戦のほうがシンプルな形だが、相手がビルドアップの立ち位置を変えたときも対応できていた。ただ、コロンビアはパラグアイよりテクニックがある。4-5-1にして後方から前へ人を送ったほうが守備は安定すると思うが、その形は西野監督になってからは試していない。コロンビアのアンカー経由の組み立てを寸断する狙いで4-2-3-1なのかもしれない。
パラグアイに対しては上手くハメ込めていた。4-4-2ベースならば、機能していた香川と岡崎のコンビの継続が無難だろう。