西野朗監督【写真:Getty Images】
【日本 4-2 パラグアイ 国際親善試合】
日本代表は12日、国際親善試合でパラグアイ代表と対戦し4-2と逆転勝利を収めた。
先制こそ許したものの、4得点を奪取。選手たちも意識を統一させて戦っていた。過去2戦から向上したところも見られたが、西野朗監督は満足していない。
「もっともっと選手の良さ引き出した上で、可能性が高い完成形がある。それを目指さないといけない」
新しいシステムを導入し、選手を大幅に入れ替えるなど、ここまでの3試合で多くのことにトライした西野ジャパン。「成長というかチームのステップアップを感じている」と話す指揮官だが、それは「わずか」だという。それでも、「彼らは劇的に変われる瞬間、コロンビア戦に対してまた違う成長の角度が感じられるかもしれない。それを求めていきたい」と期待を寄せた。
この3試合、チームはそれぞれの試合で異なる顔を見せてきた。パラグアイ戦にはコロンビアのスタッフも訪れていたが、西野監督はこう語った。
「システムもキャスティングも変えていますし、今日はスイス戦からガラっとメンバーが代わった。コロンビアとすれば、捉えずらい日本を見ているのではないかと思います」
もちろん、全てを出し尽くしたわけではなく、「全く出していないものも当然ある」と西野監督は述べる。指揮官が推測するように、日本を掴みどころのないチームとコロンビア陣営が見なすとすれば、西野ジャパンに光が差し込むかもしれない。
(取材:植田路生、文・構成:編集部)
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