2得点を挙げた乾貴士【写真:Getty Images】
【日本 4-2 パラグアイ 国際親善試合】
日本代表は12日、国際親善試合でパラグアイ代表と対戦し4-2と逆転勝利を収めた。
この日も追いかける展開を強いられた日本だが、乾貴士がチームをけん引した。51分、香川真司の落としを受けると、カットインから右足でネットを揺らして同点。さらに63分にも香川のフリックから逆転ゴールを奪った。殊勲のアタッカーは「前半に決定機を外してしまっていた。でも前半からいいサッカーはできていたので、自信を持って後半に入って、ゴールを決められたのが良かったです」と振り返っている。
乾は確かな手応えを持ってこの試合に臨んでいた。
「練習でよく言っていたんですけど、すごく最近は感じが良くて。その形さえ作れれば決められる自信もあったので、練習通り上手くいって入ったかなと」
2点目に関しても「セカンドボールを狙っていたので、上手く(香川)真司が触ってくれて、いいボールが来た。ちょっとコースは甘かったですけど逆転できて、すごくチームの雰囲気も良くなりました」と述べた。
守備面についても的確なポジショニングで相手をけん制。味方と連動して相手を追い込んだ。乾はチームメイトへの感謝を口にした。
「みんながしっかり走って、戦った結果だと思います。僕はすごく、後ろの(山口)蛍や(酒井)高徳や(昌子)源にすごく助けられた。まだまだ自分のディフェンスというのは改善していかないといけないですけど、でも本当に今日はみんなでいい試合ができたんじゃないかなと思います」
最後にワールドカップへの決意を問われると、「とにかく難しい戦いというのはわかっている。今日で満足するんじゃなく、本当の戦いは次なので、しっかり次の戦いに向けてみんなで調整してしっかり入っていけるように頑張っていきたいです」と抱負を語った。
【了】