日本代表の西野朗監督【写真:Getty Images】
【日本 4-2 パラグアイ 国際親善試合】
日本代表は現地時間12日にオーストリアのインスブルックで行われた国際親善試合でパラグアイ代表と対戦し、4-2で勝利を収めた。
西野朗監督の就任以降に行われたロシア・ワールドカップ直前の準備試合では2戦2敗。重苦しいムードが漂っていた西野ジャパンだが、大会前の最後の実戦では勝利という結果を出すことができた。
前半を0-1のビハインドで折り返したのはガーナ戦、スイス戦と同じだったが、「ディフェンスはしっかりできていたので、落ち着いて(後半に)入ろうと。そういうバランスと推進力を後半は出せたと思う」と西野監督は試合後に語った。
「縦に行くだけではなくて、しっかりボールを保持しながら、タイミングと状況を見て縦の攻撃ができた。しっかり崩した中で攻撃できたのは良かった」とチームのパフォーマンスに満足できた様子を見せている。
2得点で勝利の立役者となった乾貴士については、「ボックスに仕掛けていく、そういう彼の良さをもっと出さなければいけない。そういう仕掛けの部分を後半は強く求めていた」とコメント。1得点1アシストの香川真司についても「(右サイドで)ディフェンスをかなり求められるポジションだが、その中で守備と攻撃とうまくできていた」と称賛した。
「1試合1試合、ポイントをしっかり持ちながら、攻守に修正はできている。今日起用できなかったメンバーもこのアグレッシブさをしっかり捉えてほしい」と西野監督。このあとチームはロシアへ向かい、19日にはいよいよワールドカップ初戦のコロンビア戦を迎える。
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