パラグアイ代表のフスト・ビジャール【写真:Getty Images】
パラグアイ代表のGKフスト・ビジャールは、現地時間12日にオーストリアのインスブルックで開催されている日本代表との国際親善試合に先発で出場し、前半12分で交代した。同選手にとってパラグアイ代表での最後の試合となった。
パラグアイのナシオナルに所属するビジャールは現在40歳。1999年の代表デビュー以来、長年にわたってパラグアイ代表の正守護神に君臨してきた。日本戦も含めて通算120試合の出場は同国歴代単独2位の記録となる。
パラグアイ代表として2002年、2006年、2010年の3大会のワールドカップにも参加。だが2002年日韓大会ではホセ・ルイス・チラベルト氏の控えとして出場機会は得られず、レギュラーとしての出場が見込まれた2006年大会では初戦のイングランド戦で負傷してわずか8分間でプレーを終えてしまった。
2010年南アフリカ大会ではようやく正GKとしてプレーし、キャプテンも務めた。イタリアなどを抑えてのグループステージ首位通過に貢献し、決勝トーナメント1回戦では日本代表と対戦。試合は0-0でPK戦に突入し、DF駒野友一のシュート失敗もあってパラグアイが準々決勝進出を果たした。
2016年以来代表からは離れていたが、今回の日本戦には「引退試合」として招集。ワールドカップの舞台でも戦った印象深いカードでパラグアイ代表に別れを告げた。
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