元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏【写真:Getty Images】
元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏がインタビューに答え、日本代表について言及したと、11日に仏紙『レキップ』が報じている。
まず、日本代表が決勝トーナメントに進出する可能性に関しては「ノーチャンス」と答え、グループステージ敗退に終わると予想した。続いて「例えジョゼ・モウリーニョやアーセン・ヴェンゲルが日本を率いたとしても、ベスト16進出に導くのは難しいだろう」と答えている。
ロシアW杯直前まで日本を率いていたヴァイッド・ハリルホジッチ前監督が解任されたことについては「私はこの決定に驚いた。おそらく日本サッカー協会は結果に不満を持ち、最初の試合で壁にぶつかることを待てなかったのだろう。監督交代によって、日本には強いプレッシャーがかかっている。ベスト16に必ず進出しなければならない状況になったからだ。彼らが成功しなければ、日本サッカー協会の失敗にもつながる」とコメント。
続けて「最初にコロンビア戦、続いてセネガル戦だ。それを考えると、私は日本にチャンスはないと思う」とし「コロンビア代表やセネガル代表には違いを作れる選手が3人から5人いる。そのため、日本にとって厳しい試合になるだろう」と語っている。
一方で「2002年W杯、韓国代表は準決勝まで進んだ。今年フランスでは、3部のレ・ゼルビエがクープ・ドゥ・フランス決勝まで進んでいる。トーナメントでは時に、非常に驚く結果がもたらされることもある」とも答えている。
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