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日本代表 6年前

【パラグアイ戦プレビュー】予想布陣と推奨布陣。本大会前最後のテストマッチはどう戦うべきか?

text by 河治良幸 photo by Getty Images

香川、トップ下で存在感発揮ならポジション奪取も

 もう1つがGKだ。川島永嗣がガーナ戦、スイス戦とミスが目立つことから正GKの交代を指摘する声も出ているが、ともかくパラグアイ戦は東口順昭か中村航輔がゴールマウスを任される公算は強い。

 筆者の私見としてはスイス代表が日本戦で正GKのゾマーではなくビュルキを起用した様に、ここまでの2試合で控えの2人にチャンスを与えて最後のテストマッチは川島というプランが良い様に思うが、西野監督はそういう選択をしなかった。さすがに1度も控えのGKを使わず本大会に臨むことは無いと見る。

 では東口なのか中村なのかということになるが、脳しんとうで出遅れた中村に比べ、東口は国内合宿から好調ぶりを見せており、トレーニング中のセービングは川島より目立つほどだった。

 試合の中では様々なシチュエーションがあり、チームのディフェンスもプレスの位置とラインの関係が整理できていない状況だけに、東口が出ても中村が出てもゴールキーピングが難しい試合になるだろう。だが、もちろんチャンスであり、ここで本当に存在感を示せば序列をかえる転機にもなりうる。筆者は東口がスタメンと予想するが、中村が先発あるいは後半に交代で起用される可能性もある。

 注目は本田に代わりトップ下に入ると予想される香川真司だ。途中出場したスイス戦のパフォーマンスも良いとは言えなかったが、前からプレッシャーをかけるディフェンスは所属クラブのドルトムントでも得意としており、さらにシンプルなボールタッチや起点のパス、スイス戦で足りなかったゴール前への飛び出しといったところでうまく存在感を発揮できればレギュラー奪取への足がかりになる。

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