トレント・アレクサンダー=アーノルドのユニフォーム背中にプリントされたネームは16文字にもなる【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップに向けてイングランド代表に初招集されたDFトレント・アレクサンダー=アーノルドの「神対応」が話題になっている。
発端は10日、ツイッターに投稿されたあるファンの嘆きだった。
「アレクサンダー=アーノルドのイングランド代表ユニフォームが欲しかったんだけど、背中にネームを入れようとしたら1文字あたり1ポンド(約147円)かかる。これだと『トレント』とだけしか入れられないかもしれない」
投稿したのは、YouTube上で活動するリバプールのファンコミュニティ『The Redmen TV』の運営に携わる19歳のベン・ケリー氏だった。
アレクサンダー=アーノルドは、これにすぐさま反応。引用リツイートを用いて「ダイレクトメッセージで君の詳細とユニフォームのサイズを送ってくれ」とケリー氏にメッセージを送った。
リバプール・ジョン・ムーア大学でジャーナリズムを専攻する学生ファンと同い年の若手DFの「神対応」を、地元紙『リバプール・エコー』も反応。ケリー氏のコメントも紹介した。
「すべては僕がツイートしたことから起こった。実際、僕は彼のユニフォームを買おうとして、背中にネームをプリントするには1文字あたり1ポンドということだった。ご存知の通り彼の名前は本当に長くて、(ツイートは)ジョークのつもりだった。
(あのツイートには)大きな反応があったわけではないし、彼がどうやって見つけたのか全くわからない。投稿した数時間後、彼のツイートが現れたんだ!」
アレクサンダー=アーノルドの名前をユニフォームの背中に入れようとすると「ALEXANDER-ARNOLD」となり、ハイフン込みで16文字になる。つまり背番号を含まずネームだけで16ポンド(約2350円)を支払う必要があるのである。
なお、実際にアレクサンダー=アーノルドとケリー氏が個人間でどのようなやりとりをしたのかはわかっていない。ちなみにイングランド代表の公式オンラインストアでは、名前の文字数に関わらず12ポンド(約1760円)でユニフォームに背番号とネームを入れることができる。
「アレクサンダー=アーノルドは今季のリバプールで絶対的なヒーローだった。リバプールというチームとともに、永遠に記憶しておく思い出ができた」
ケリー氏は同い年の地元もヒーローからのメッセージに喜びをあらわにした。リバプールでチャンピオンズリーグ決勝進出に大きく貢献し、今月7日のコスタリカ戦でイングランド代表デビューを飾ったばかりの19歳は、ロシアの地でもファンを沸かすことができるだろうか。
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