チャリティーマッチに出場したウサイン・ボルト氏【写真:Getty Images】
元陸上五輪金メダリストのウサイン・ボルト氏は、マンチェスター・ユナイテッドの本拠地オールド・トラフォードでプレーする夢を叶えることができた。英紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』などが伝えている。
ボルト氏は昨年夏に陸上競技を引退して以来、本格的にサッカー選手を目指す姿勢を見せてきた。これまで香川真司の所属するボルシア・ドルトムントや、南アフリカ、ノルウェーのクラブなどで練習に参加しているが、プロ選手としての正式デビューには至っていない。
しかし、現地時間10日にはオールド・トラフォードで行われたチャリティーマッチ「サッカー・エイド」に出場。ユナイテッドの熱烈なファンとして有名なボルト氏にとっては夢の舞台での試合となった。背番号は同氏の保有する100メートル世界記録にちなんだ「9.58番」だった。
試合はイングランド代表対世界選抜というカードで行われた。イングランド側では元代表選手のマイケル・オーウェン氏、フィル・ネビル氏や陸上のモー・ファラーなど、世界選抜ではボルト氏のほかエドウィン・ファン・デル・サール氏、フアン・セバスティアン・ベロン氏、エリック・カントナ氏、クラレンス・セードルフ氏などが出場している。
ボルト氏はゴール前に抜け出してネットを揺らしたがオフサイドで無効とされた場面や、シュートが惜しくもクロスバーを叩いた場面などもあったが得点ならず。しかし3-3で試合を終えたあとのPK戦ではゴール右にシュートを成功させた。試合後には『ITV』によるマンオブザマッチにも選出されている。
【了】