日本代表【写真:Getty Images】
日本代表はロシアワールドカップでコロンビア、セネガル、ポーランドと同じグループHに入った。イタリア『スカイ』が、このグループを分析している。
記事の中で、ダニエレ・V・マッローネ氏が日本代表を紹介。イタリア人監督アルベルト・ザッケローニ氏のあと、ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督を招へいした日本が、大会直前で西野朗監督を迎えたことなどに触れている。
また、日本でも大きく取り上げられたロシアワールドカップメンバーの平均年齢にも言及。28.6歳は日本代表のワールドカップメンバーとして過去最高であることを紹介し、若手が次々と外れた点も指摘した。
その上で西野監督が「日本らしいサッカー」を標榜したことを伝えている。「日本らしいサッカー」は国外では認知されていないが、「要するにテクニックとタレントの連結」だとした。
ガーナ戦とスイス戦のシステム変更にも触れ、本番では4-2-3-1を採用すると予想。「古代政権への回帰」とし、「2014年の失望」からの前進がないことをにおわせた。
日本についての紹介の最後で同氏は、「多少の熱気をもたらすかもしれないニューフェイスはおらず(U-23の選手は皆無)、やるべきことは多いが、時間はない。4年前はファンがベスト8を期待したが、今はグループステージの突破が目標(非常に困難だが)」と厳しく評価している。
ただ、マッローネ氏は予想できない部分もあると感じている様子だ。グループHをともに紹介したアルフレド・ジャコッベ氏がポーランド対コロンビアを見逃せないカードに推す中、マッローネ氏は同調しながらも、「セネガルの攻撃のタレントと日本の技術」は見るべきポイントだとし、「コロンビア対日本」も注目カードに挙げた。そして、「セネガル対日本は波乱の要素を秘めているかもしれない」とも述べている。
日本国内を含めて前評判は低いが、サプライズを起こすことはできるだろうか。
【了】