フランス代表のオリビエ・ジルー【写真:Getty Images】
フランス代表は現地時間9日にリヨンでアメリカ代表との国際親善試合を行い、1-1で引き分けた。チェルシー所属のFWオリビエ・ジルーはこの試合で負傷交代を余儀なくされた。
先発で出場したジルーは0-1のビハインドで迎えた55分、ゴール前での競り合いの中でアメリカのDFマット・ミアズガと激突。両者とも頭を強く打ち、激しく流血してピッチに倒れ込んだ。
ジルーとミアズガはピッチ上で治療を受けたが、そのまま途中交代。試合は78分にキリアン・ムバッペが同点ゴールを奪い、フランスが1-1のドローに持ち込んだ。
米『ESPN』によれば、ジルーは目の上を6針、ミアズガは15針縫ったとのことだ。両者ともに脳震とうの可能性も懸念されており、ジルーのロシア・ワールドカップ出場への影響も気になるところだ。フランスは16日にワールドカップ初戦のオーストラリア戦を迎える。
一方、同点ゴールを決めたムバッペも試合終盤に交代したあと足を冷やす様子を見せていた。だが「単なる打撲だ。深刻なものではないよ」と同選手は試合後にコメントしている。
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