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スイス相手に0-2は実力どおり。ガーナ戦からの改善、求められる「運」を味方につける戦い方【西部の目】

現地時間8日、日本代表は国際親善試合でスイス代表と対戦し0-2で敗れた。負けはしたが、相手との実力差を考えれば驚くことではない。この日の西野ジャパンは、現状でやれることにトライし、ガーナ戦からの改善を見せている。それでも、ワールドカップで結果を出すためには「運」が必要。そして、それを生かせる状況に持ち込まなければならない。(文:西部謙司)

シリーズ:西部の目 text by 西部謙司 photo by Getty Images

実力差どおりの結果。内容は悪くない

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日本代表【写真:Getty Images】

【日本 0-2 スイス 国際親善試合】

 ミドルプレスとショートカウンター。日本の戦い方は現状でこれしかない。あまりディフェンスラインを高く設定するのは危険だ。低すぎるのも危ない。自陣からのロングカウンターにはあまり威力がなく、かといってポゼッションからの得点は望み薄。となると、中盤に守備ブロックを置いて奪い、素早く攻め込むほかに戦いようがないのだ。

 スイス戦は、現状で日本がやれることをやろうとしていた。ミドルプレスの守備はそこそこ機能していて、ハイプレスへ移行したときも何度かボールを奪えていた。決定機は作れなかったが、カウンターからのチャンスはあった。無駄なクロスボールも減った。スイスに0-2という結果は実力差がそのまま出ただけ。日本のプレー内容は悪くない。

 ロシアワールドカップでベスト16を目指すなら、日本に必要なのは「運」だ。ただし、運を生かせる条件は作っておかなくてはならない。接戦の展開に持ち込めるかどうかだ。

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