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長谷部誠、完敗も「やられた感覚ない」。敗因はガーナ戦と同じ「小さいようで大きなところ」

text by 編集部 photo by Getty Images

長谷部誠
日本代表の長谷部誠【写真:Getty Images】

【日本 0-2 スイス 国際親善試合】

 日本代表は現地時間8日、スイス・ルガーノで行われたスイス代表との国際親善試合に挑み、0-2で敗戦を喫した。

 ダブルボランチの一角として出場した長谷部誠は「自分たちが自信を持つとして、自分たちが取り組んでることに対してね、手ごたえを掴むって意味では勝利が一番ほしかったんで、そういう意味では今日の敗戦というのはもちろん結果としては非常に残念な気持ちが強いですし、もちろん試合内容、特に守備の部分でよくなってきてる部分っていうのは間違いなくあるとは思う。

 ただ、失点の仕方もね、PKとCKのカウンターからなので、その辺もいわゆる勝負弱さっていうのが出てしまってますし、あと攻撃の部分でかなりいい形でボールを取ってチャンスになる部分で最後のアイディアとか、精度とか、そこは明らかに欠けているかなというのはやってても、ここ2試合感じますけどね」と話している。

 スイス戦では決定機がほぼ生まれなかったと言っていい。ロングシュートを放ったとしても、相手GKの真正面に飛ぶか、枠外という結果だった。背番号17は「ロングシュートはもちろん1つ必要なものだと思うんですけど、そこだけじゃない。やはり崩しであったりとか、結構相手のミスからいい形でボール奪って、相手の陣形が整ってない時にカウンターみたいな形も結構あったんですけど、そういうところでどうしても迫力がないというか、アイデア、そして精度なんですけど、そういうところが明らかに欠けてるなというのは感じる」と攻撃面での工夫が必要だと改めて口にしている。

 スイスとのゲームは0-2で落としてしまったが、長谷部自身は「やられた」という感覚はあまりないと話す。

「ガーナ戦自体もそうですが、今日に関しても本当にやられたなという感覚は負けておいて言うのもなんなんですが、そこまでないとうか、ただ最後の部分でファウルを与えてしまうとか、2点目の部分も僕のところでゴール前の土というか泥に足を取られて対応できなったというのもあります。実際、そういう小さいようで大きなところだと思います。

 チームとして守備の良い形ができているなかで、そういう失点をしてしまうとガクンと来てしまう。ただ続けていくしかないと思っていますし、続けていってさらに攻撃の部分で良くしていかなくてはいけないと思います。時間は限られていますが、やるしかないと思います」

 日本代表は12日、ロシアワールドカップ本大会前最後の一戦となるパラグアイとの強化試合に挑む。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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