吉田麻也(左)【写真:Getty Images】
【日本 0-2 スイス 国際親善試合】
日本代表は現地時間8日、国際親善試合でスイス代表と対戦し、0-2で敗れた。
1失点目の場面は、左サイドで酒井高徳が入れ替わられると、対応した吉田麻也がPA内で倒してPKを与えた。試合後、吉田はこう振り返る。
「止めるならボックス外で止めるべきでしたね。残り時間も少しで、サコ(大迫勇也)が負傷交代してスイッチが切れやすいところだったので、締めなければいけないという話はしていた。個人のミスなので改善できると思います」
そして、吉田は「チームとしてビハインドになったときの戦い方をもっと話さなければいけない」と述べる。
「ビハインドのときにどう攻めて、どう守るのか。どうプレスを掛けるのかというところを、みんなで共通意識を持ってやらないと。途中から入ってきた選手は前からプレスに行きたいし、後ろの選手はもう少し我慢してほしいという状況だった。最後にハイプレスをかける時間の配分も、もう少し話し合って明確にしておかなければならないと思います」
5月30日のガーナ戦は3バックにトライしたが、この日は慣れ親しんだ[4-2-3-1]で臨んだ。吉田は「ベースは4枚だと思います」とし、「オプションとして3も持っているということになると思います」と自身の考えを口にした。
また、「ビハインドになってもできるだけ2点目を取られず、最後のところまで勝ち点を取れる可能性を高めて戦わなければならない」と言うように、吉田はワールドカップを想定していた。追いかける展開になったとき、チームとしてどのように戦うのか。残された時間は短いが、突き詰めていくしかない。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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