「ガーナ戦から全く修正がなかった」「守備は不安ばかり」
――試合全体を通した印象はいかがでしたか?
「親善試合だけど、ガーナ戦から全く修正がなかったね。守備は不安ばかりで、攻撃はまだ機能していない」
――本田のトップ下起用についてはどう思いますか?
「あまりインパクトがなかったね。チャンスメイクやシュートシーンはひとつもなかった。でも周りにいた大迫、原口、宇佐美、武藤も彼を助けることができなかったね」
――ワールドカップ本番でも本田のトップ下起用は続けるべきなのでしょうか?
「そうだね。トップ下を残すなら、連動性を良くするためにも本田で続けた方が良いと思う」
――本大会で日本代表はどのようにプレーすべきだと思いますか?
「ボールを持った時に自信を持って、ポジティブに攻めた方がいい。サイドバックはもっと攻撃に参加して、クロスだけではなくて2列目、3列目の選手も攻撃にジョインしてパスを出さないと。そして、もっと冷静にディフェンスをしなければならない」
――12日のパラグアイ戦は本大会前最後の試合となります。この試合で最も重要なことは何でしょうか?
「得点を取ること。最近は得点がないので、絶対にゴールを奪わなきゃいけない!」
――ありがとうございました。パラグアイ戦もよろしくお願いします。
▽語り手:ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。「デイリーヨミウリ」「Jリーグ公式ウェブサイト」などにも寄稿。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーのJリーグ番組出演も。
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