フットボールチャンネル編集部が予想する日本代表のスイス戦スタメン
日本代表は現地時間8日、国際親善試合でスイス代表と対戦する。
5月30日に行われたガーナ戦は0-2と敗戦。だが、チームに悲壮感はない。オーストリア・ゼーフェルトへの移動後も日本代表の雰囲気は良好。選手たちもポジティブな構えを崩さない。トレーニングでは複数のシステムにトライし、セットプレーのみ行う日もあるなど様々な課題に向き合っている。
ガーナ戦は[3-4-2-1]の布陣で戦ったが、今回のスイス戦は[4-2-3-1]で臨むことが予想される。西野朗監督は相手や時間帯、試合状況などによって戦い方を変える意向を示唆している。3バックシステムを諦めたのではなく、他の形も試す意図がうかがえる。
GKは引き続き川島永嗣か。怪我明けの東口順昭、中村航輔の状態も実戦で確かめたいところだが、ガーナ戦で川島は最終ラインとの連係ミスでPKを献上している。名誉挽回の機会を与えるのではないか。4バックは左から長友佑都、昌子源、吉田麻也、酒井高徳の並びになると思われる。
ダブルボランチは大島僚太と長谷部誠。大島は西野監督の信頼を獲得している。ボールを動かすなら間違いなく必要な人材であり、チーム内での存在感をさらに高めたいところ。3バックではリベロを務めた長谷部だが、4バックならボランチ起用となる。ガーナ戦ではボランチの不用意なパスミスが多く、ピンチを招いた。長谷部自身も3月の欧州遠征ではそうしたミスが散見されたが、キャプテンには中盤に安定をもたらす仕事が求められる。
2列目は左から宇佐美貴史、本田圭佑、原口元気。この並びなら、大きなポイントは本田がトップ下という点だろう。アルベルト・ザッケローニ元監督体制では定位置だったが、その後は右サイドハーフが主戦場となっていた。1トップは大迫勇也。2列目の面々とどのような連係を見せるか注目される。
[4-2-3-1]はヴァイッド・ハリルホジッチ前監督体制でも用いられており、選手たちも慣れている。だが、本田が中央にいることでどのような変化が起こるだろうか。ガーナ戦では2シャドーの一角に入り、自由にプレーしていた。背番号4は中央のエリアで非常にやりやすそうだった。今度はそれをチーム全体の力に昇華させたいところだ。
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