リバプールに所属するGKロリス・カリウス【写真:Getty Images】
【レアル・マドリー 3-1 リバプール チャンピオンズリーグ(CL)決勝】
現地時間5月26日にウクライナのキエフにあるオリンピスキ・スタジアムでチャンピオンズリーグ(CL)決勝の試合が行われ、リバプールはレアル・マドリーと対戦し1-3の敗戦を喫した。この試合で、リバプールに所属するGKロリス・カリウスは何度か致命的ミスを犯していたが、実は脳震盪に苦しみながらプレーを続けていたようだ。4日に『テレグラフ』など複数の英紙が報じている。
同紙によると、オフシーズンを利用して頭部外傷に関する検査を行うためGKカリウスがアメリカの病院へ向かったとのこと。そこの病院で検査を行なった結果、脳震盪を起こしていた事実が発覚したという。試合中にマドリー所属のセルヒオ・ラモスから肘打ちを受けたことから脳震盪を起こしていたようだ。
脳震盪のままプレーを続行し、再び衝撃を受けるとセカンドインパクト症候群を引き起こす危険性がある。そのため、基本的には交代することが多い。しかし、GKカリウスはそのままピッチに立ち続け、致命的ミスを何度か犯してしまった。なお、欧州サッカー連盟(UEFA)は肘打ちしたラモスに対して処分を下していない。
CL決勝で致命的ミスを犯したGKカリウスに対しては、試合後にSNSなどで誹謗中傷や脅迫などが相次いでいた。その中には「死の脅迫」も含まれていたという。リバプールの地元警察は、この問題に関して捜査を行なっている。
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