リオネル・メッシはワールドカップで“ヤギ”としての価値を証明できるだろうか?【写真:Getty Images】
バルセロナで過去最高とも言える1年を過ごし、ロシアワールドカップに臨むアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ。この度アメリカの雑誌『PAPER』のインタビューに答え、自らの思考やキャリアについて語った。
その中でメッシは「自分が最高だと考えたことはない。僕はあくまで1人の選手に過ぎないと思っている。ピッチ上では、試合が始まってしまえば全員が同じだから」と、自らへの評価についての所感を述べた。
これまで所属クラブのバルセロナで数え切れないほどのタイトル獲得に貢献し、個人としても世界最高の選手に贈られるバロンドール(FIFAバロンドール時代も含む)を5度受賞している30歳は、どこまでも謙虚だった。
このインタビューの中で、メッシは「G.O.A.T.」と紹介されている。直訳すれば「ヤギ」の意味だが、これは英語の”Greatest Of All Time”=「史上最高」の頭文字をとったもの。記事内にはメッシが子ヤギを抱いて笑顔を浮かべる写真も掲載されており、表紙はメッシが立派なツノを生やした雄ヤギとのツーショットだ。
UEFAチャンピオンズリーグやFIFAクラブワールドカップなど、クラブレベルでは数々のタイトルを獲得してきたメッシだが、代表チームでの国際タイトルには恵まれていない。年齢的にもトップパフォーマンスを発揮できる最後の大会になるであろうロシアワールドカップで、悲願の世界制覇を成し遂げて「G.O.A.T」たる所以を見せつけることができるだろうか。
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