アルゼンチン代表のリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
パレスチナサッカー協会は、アルゼンチン代表がエルサレムでイスラエル代表との国際親善試合を行うことに強く抗議し、試合が実現した場合には「リオネル・メッシの写真やユニフォームを燃やす」ようにとファンに呼びかけている。3日付英紙『デイリー・メール』などが伝えた。
メッシを擁するアルゼンチン代表は、今月9日にエルサレムでイスラエル代表との対戦を予定している。ロシア・ワールドカップ本大会に向けた最後の強化試合となる。
しかし、エルサレムの帰属をめぐってイスラエルと対立しているパレスチナはこの試合に強く反発。同国サッカー協会代表のジブリル・ラジューブ氏はアルゼンチンサッカー協会のクラウディオ・タピア会長に抗議文書を送付したとのことだ。
「イスラエル政府は単なるスポーツの試合を政治的ツールに変えた。アルゼンチンメディアで広く伝えられているように、この試合は『イスラエル建国70周年』を記念して行われる」とラジューブ氏は主張している。
さらに、アルゼンチンの象徴的存在であるメッシがこの試合に参加する予定であることにも抗議。ファンに向けて「彼の写真やユニフォームを燃やし、彼を見捨てるように」と呼びかけ、「今でもメッシが来ないことを願っている」とコメントしている。
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