ペルー代表のFWパオロ・ゲレーロは、ロシア・ワールドカップ出場が認められてから最初の試合となったサウジアラビア戦で2ゴールを記録する活躍を見せた。

　ペルー代表の最多得点記録を持つ絶対的エースのゲレーロだが、ワールドカップへの出場は危ぶまれる状況となっていた。昨年10月に行われた南米予選のアルゼンチン戦で禁止薬物のコカインが検出されたとして、来年1月までの出場停止処分を言い渡されたためだ。

　ゲレーロはペルーで一般的に飲まれているコカ茶を飲んだだけだと主張し、処分の撤回を要求。ワールドカップで対戦する相手国のキャプテンたちからも出場を認める請願が行われ、先月末にはスイス連邦裁判所がゲレーロの大会出場を認める決定を下した。

　ペルー代表はワールドカップに向けた準備の一環として、現地時間3日に同じくワールドカップ出場国であるサウジアラビアと対戦。ゲレーロは2ゴールを挙げる活躍で3-0の勝利の立役者となった。

　ペルーは1982年大会以来、36年ぶりとなるワールドカップに臨む。本大会ではデンマーク、フランス、オーストラリアとの対戦を予定している。

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