香川真司【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップに臨む日本代表は3日、オーストリア・ゼーフェルトで練習を行った。
西野ジャパンは経験豊富なベテランがチームの主軸となる。このことについて様々な意見があるが、香川真司はこう語る。
「メディアというか、ファンの人たちの声をそこまで見ていないから一概には言えないですけど、ただ、それは一人ひとりが勝ち取ったこと。あとは監督が決めたことで、そこに十二分に誇りを持つべきですし、そして選ばれたメンバーで戦っていく」
『経験』の重要性を、香川は4年前に思い知らされている。ブラジルワールドカップの初戦でコートジボワールと対戦した日本は、幸先良く先制しながら敗れている。後半途中にディディエ・ドログバが登場したことで流れが一変。試合をひっくり返された。
「やっぱりそういう選手が試合に入った中で彼らは生き返った。そういうのも経験してる中で、実績のある選手、経験のある選手、そういう選手は絶対に重要になってくるんじゃないかなと。若い選手が出てくるなら出てくればいいし、越したことない。ただやっぱり実績であったり、経験っていうのは強みがありますよね」
前回大会に続き、香川は10番を背負ってワールドカップの舞台に立つ。
「活躍すれば必要以上に賞賛されて、活躍できなかったらそれは批判されるのが当たり前。番号でやってるわけじゃないです。ただその番号に誇りは持ってるんで。一番は香川真司として何ができるかっていうのをつねに出しながら。つねに誇りのある番号だとは思ってます」
エースナンバーを背負う香川は、覚悟を持って自身2度目のワールドカップに挑む。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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