西野朗監督【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップに臨む日本代表は3日、オーストリア・ゼーフェルトで練習を行った。
この日の練習ではゲーム形式を行い、選手の配置は5月30日のガーナ戦でトライした[3-4-2-1]だった。ただ、西野朗監督は「固執はしていない」と言う。
「今日はあまり意識しないでフリーな中でゲームやらせましたけど、3バックに固執はしてないです。ガーナ戦の前にも伝えていますけど、あくまで今後に関しての3バックのトライだったので。これからはしっかり相手に合わせたところもないと対応できないと思う。これで3バックの感覚も多少、午前中のミーティング等でも少し整理出来たところもあるので、3と4を併用していきたいと思います」
この日はミーティングを行ったという。「今日午前中に1時間。ガーナ戦の振り返りと3バック、4バック、そういう中で選手と意見交換しながら、なかなか建設的にみんな意見交換出来てよかったなと思います」と西野監督は振り返った。
スイス、パラグアイとのテストマッチを経てワールドカップに臨むことになる。指揮官は「コロンビア戦までに一度、やはり全体を上げたコンディショニング取りたいなと思っています」と話す。
「明日、明後日の中でかなり負荷のかかるトレーニングを、その中でフィジカル的には一度上げたい。戦術的、戦い的、戦い方の整理、コロンビアに向けての戦い方を合わせていきたいと思います」
万全の状態を作って初戦を迎えたいところ。そのためにも、この事前キャンプは非常に重要になるだろう。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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