ラツィオのルーカス・レイバ【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのラツィオは、2017/18シーズンのチーム最優秀選手を選出するファン投票を行い、MFルーカス・レイバが年間MVPに選ばれた。だが、これはリバプールファンによる「組織票」の結果ではないかとみられている。
ルーカスのほか、FWチーロ・インモービレ、MFルイス・アルベルト、MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチの4人がクラブにより年間最優秀候補に選ばれていた。4人を対象としてツイッターで行われたファン投票では、約2万7000票のうち、71%という圧倒的な票をルーカスが獲得した。
だが英紙『デイリー・メール』は、この結果はリバプールファンの組織票によるものだと伝えている。ルーカスは昨年まで10年間をリバプールで過ごし、ファンから人気の高かった選手だった。
ルーカスが今季のラツィオで良いシーズンを過ごしたことは、クラブによる4人の候補に選ばれたことでも示されている。しかし、セリエA得点王に輝くなど公式戦41ゴールを記録したインモービレや、多くのビッグクラブから関心を引き付けるようになったミリンコビッチ=サビッチを圧倒的な得票差で抑えての選出という結果はフェアなものではないとみなされている。
71%を獲得したルーカスに対し、インモービレの得票率は14%、ミリンコビッチ=サビッチは11%だった。いずれにしてもラツィオはルーカスが今季のチーム年間最優秀選手に選出されたと発表を行っている。
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