ソン・フンミンも奮闘したが韓国代表を勝利に導くことはできず【写真:Getty Images】
【韓国 1-3 ボスニア・ヘルツェゴビナ 国際親善試合】
韓国代表は1日、ロシアワールドカップ前最後の国内での親善試合に臨みボスニア・ヘルツェゴビナ代表と対戦した。
先月28日のホンジュラス戦では4-4-2と4-3-3を試しながら2-0の完勝を収めていた韓国だが、ボスニア・ヘルツェゴビナ相手にはワールドカップ本大会でも採用が噂される3バックで挑んだ。
3バックの中央にはホンジュラス戦をコンディション不良で欠場していたキ・ソンヨンが入り、代表初キャップとなるオ・バンソクと、前の試合でベンチスタートだったユン・ヨンソンとともに最終ラインを形成する。GKはキム・スンギュが先発した。
前線のソン・フンミンとファン・ヒチャンの2トップは変わらなかったが、中盤ではホンジュラス戦はベンチスタートだった選手たちが起用された。トップ下にイ・ジェソンが入り、ボランチのク・ジャチョル、左ウィングバックのキム・ミヌ、右ウィングバックのイ・ヨンが先発している。
試合では、28分にエディン・ビシュチャのゴールでボスニア・ヘルツェゴビナに先制を許した韓国。だが直後の30分に同点に追いつく。相手のクリアボールを拾ったチョン・ウヨンが素早く前線に縦パスをつけると、ファン・ヒチャンがワンタッチで落とし、裏に抜け出したイ・ジェソンがGKとの1対1を制して冷静にシュートを流し込んだ。
ところが前半アディショナルタイムに再びビシュチャにゴールを許して1-2に。ボスニア・ヘルツェゴビナの1リードで前半を終えた。
後半も果敢にゴールを狙う韓国だが、なかなか同点に追いつくことができない。75分にはコーナーキックからキ・ソンヨンが触り、イ・ジェソンが押し込もうとするが、どちらも完璧なフィニッシュとならなかった。
すると79分、ボスニア・ヘルツェゴビナが決定的な1点を奪う。左サイドからリアド・バイッチが蹴ったアーリークロスに、ビシュチャが丁寧に右足を合わせてハットトリック達成。リードを2点に広げた。
韓国は最後まで追加点を奪えず試合終了。日本代表と同じく3バックにトライしたが、同じように結果はでずホンジュラス戦に続く連勝を飾ることはできなかった。韓国代表は2日にロシアワールドカップに出場するメンバー23人を発表する予定になっている。
【得点者】
28分 0-1 ビシュチャ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
30分 1-1 イ・ジェソン(韓国)
45+1分 1-2 ビシュチャ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
79分 1-3 ビシュチャ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
【了】