スイス連邦裁判所がペルー代表FWパオロ・ゲレーロのロシアワールドカップ出場を了承する決断を下した。5月31日にペルーの『アス』が報じている。

　昨年10月5日に行われたW杯南米予選対アルゼンチン代表との試合の後、禁止薬物であるコカインが検出された。当初国際サッカー連盟（FIFA）は1年間の出場停止処分としていたがゲレーロの控訴もあり6ヶ月に短縮されている。

　この決定により来月開幕するロシアW杯には出場可能と見られていたが、現地時間5月14日に国際スポーツ仲裁裁判所（CAS）はゲレーロの出場停止期間を14ヶ月延長すると発表した。ゲレーロは現地時間5月13日に発表されたW杯ペルー代表候補メンバーの中に入っていたが、処分が解けるのは2019年1月という事になりW杯出場の道は閉ざされた。

　しかし、スイス連邦裁判所がゲレーロのロシアW杯出場を認める決断を下したことで、本大会でのプレーが可能に。ゲレーロはペルー代表として84試合出場で33得点を記録しており、同国代表の最多得点記録を保持している。まさにペルーの“英雄”だ。

　ロシアW杯のグループステージではデンマーク代表、フランス代表、オーストラリア代表と同組のグループCに入っており、エースの活躍に期待が集まっている。

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