早々にW杯メンバー発表。不満を口にする選手も…
フランス代表は、クレールフォンテーヌで合宿の真っ最中だ。
ディディエ・デシャン監督は、17日という早い段階で本戦行きの23人を確定し、予備メンバー11人と併せて発表した。
基盤となるメンバーは予想どおりだったが、左サイドバックにバルセロナ所属のルカ・ディーニュではなく、今年3月に初招集されたばかりのルーカス・エルナンデス、中盤にアドリアン・ラビオではなくセビージャ所属のスティーブ・エンゾンジ、そして攻撃手では、アントニー・マルシャル、キングスレー・コマン、アレクサンドル・ラカゼットら激しい競争の中からマルセイユのヨーロッパリーグ(EL)決勝進出に貢献したフロリアン・トーバン、そしてコレンタン・トリッソが選出されたあたりが、注目の対象となっている。
中でもアドリアン・ラビオが、ちょっと予想外の大胆不敵さで「待機メンバーなら辞退する」と協会に申し入れたのには驚いた。
仲間の選手たちも、普段の好青年の彼を知っているだけに「一体この先のことをよく考えての行動だったのか?!」「予備メンバーでもフランス代表には代わりないのに!?」と動揺したようだが、メディアで公開された書簡の中でラビオは『自分はパリサンジェルマンという欧州の強豪クラブで88試合に出場し(うち13試合はチャンピオンズリーグ)、9得点をあげ、7つのトロフィーを獲得した。
リストからの除外を申し出ることを決めたのは、”代表への選考はクラブでのパフォーマンスを重視”するはずのポリシーが反映されていないと感じたからだ』と主張した。