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日本代表 6年前

本田・香川・岡崎は選出か。落選は若手に? 未来が不安な高齢化…W杯メンバーを占う

日本代表は30日にガーナ代表と対戦して0-2で敗れた。ロシアワールドカップに向けた最終メンバー23人発表前の最後の試合だったが、内容は散々。それでも西野朗監督は重要な決断を下さねばならない。果たして夢の舞台に立つ資格を得られる選手、失う選手は誰になるのだろうか。(取材・文:元川悦子)

text by 元川悦子 photo by Shinya Tanaka

本田らガーナ戦先発組は当確か

日本代表
ガーナ戦に先発出場した日本代表のメンバー【写真:田中伸弥】

 今日31日午後、ロシアワールドカップに臨む日本代表の最終登録メンバー23人が発表される。西野朗新監督体制の初陣だった30日のガーナ戦(日産)は、負傷明けの岡崎慎司(レスター)や香川真司(ドルトムント)らにとってはアピールのラストチャンスだった。

 日本はわずか4日間の練習で3-4-2-1の新システムにチャレンジしたが、8分に槙野智章(浦和)がエマニュエル・ボアテング(レバンテ)をペナルティエリア手前で倒し、トーマス・パーテイ(アトレティコ・マドリー)に直接フリーキックを決められるという最悪のスタートを切った。

 前半はシュート数でガーナを上回ったが、34分の本田圭佑(パチューカ)の決定機が相手GKに防がれるなど日本は決め手を欠いた。

 後半からは香川、武藤嘉紀(マインツ)、酒井高徳(ハンブルガーSV)といった当落線上にいる面々が次々と出てきてアグレッシブな攻めを仕掛けたが、またも立ち上がりの時間帯に守備のミスが出て、PKを献上してしまう。長谷部誠(フランクフルト)、吉田麻也(サウサンプトン)、川島永嗣(メス)という守備の大黒柱3人が絡んで2点目を奪われた。

 その後、西野監督は岡崎や柴崎岳(ヘタフェ)を投入して3-4-1-2にスイッチ。井手口陽介(クルトゥラス・レオネサ)を送り出した76分以降は4-4-2に変更して反撃に出たが、武藤の決定的なシュートも枠を超えていった。このように終盤はテスト的な色合いが濃くなり、チームの完成度はお世辞にも高いとは言えなかった。ただ、最終メンバー23人の絞り込みを直後に控えた状況ではやむを得ない部分もあっただろう。

 ガーナ戦には17人の選手が出場した。失点に絡んだものの、長谷部や吉田、槙野ら軸を担う面々は問題なく23人のリストに入ると見られる。中盤で攻撃のスイッチを入れていた大島僚太(川崎F)もA代表4試合目でようやくフル出場を果たし、ロシアワールドカップ本番で使えるメドが立った。

 彼と並んで後半途中からボランチを形成した柴崎も好印象を残しており、順当にリストに名を連ねるはず。ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督時代は冷遇されていた本田も当確と言っていい状況だ。

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