日本代表の本田圭佑【写真:田中伸弥】
【日本 0-2 ガーナ キリンチャレンジカップ】
日本代表は30日、キリンチャレンジカップでガーナ代表と対戦し0-2で敗れた。
[3-4-2-1]の2シャドーの一角でスタメン出場した本田圭佑は、広範囲に動いてボールに絡むなど、ピッチ上で何かを起こそうと奮闘した。しかし、西野朗監督体制の初陣を勝利で飾ることはできなかった。
ロシアワールドカップ初戦のコロンビア戦まで、テストマッチが2試合ある。そこで勝って本大会を迎えたいところだが、本田は「結果を出さないといけない決まりはない」と述べる。「それで言えば前回なんか完璧だったわけですよね」と言うように、ブラジルW杯は親善試合で結果を残しながら本番で成す術なく散った。ワールドカップ本大会こそが重要であり、「そういう覚悟でいます」と背番号4は強調した。
ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督体制ではスタメンから外れるなど明らかに序列を落としていた。しかし、西野監督の就任と共に新布陣が導入され、本田は中央よりのポジションを与えられた。味方とのコンビネーションを見せる場面もあり、惜しいシュートも放った。結果は出なかったが、本田は言う。
「当然、自分自身は入ると思ってるし、そのために準備をしてきましたし、そういう心境です」
自身にとって3度目のワールドカップへ向け、エースは気持ちを整えている。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
【了】