日本代表の乾貴士【写真:Getty Images】
日本代表のMF乾貴士はスペイン紙『マルカ』のインタビューに答え、ロシア・ワールドカップに向けた代表チームの状況や見通しを語っている。
「ポジティブな雰囲気です」と乾は日本代表の現在のムードについてコメント。「ワールドカップでプレーするのは誰もが子供の頃から夢見るようなことで、多くの選手にとっては初めてです。できる限り良い戦いをしたいと思っていますし、何も諦めることはありません」と大会への意気込みを述べた。
ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督が先月電撃解任されたことについては、「これだけ残り時間が少ない中で代表監督を替えるのは少し珍しいことではありますが、理由はわからないので何とも言えません」と乾は語る。「全員がもう一度ゼロからのスタート。ハリルホジッチ体勢で不動だった選手たちもポジションを争わなければなりません」と、西野朗新監督へのアピールの必要性を強調した。
コロンビア、セネガル、ポーランドと対戦するグループステージについては、「簡単なグループではないことは分かっています」と乾。日本代表が過去の大会での最高成績であるベスト16を越えて「準々決勝までたどり着ける力はもちろんあります」としつつ、「ピッチ上でそのことを証明しなければなりません。可能性を最大限に発揮することに加えて、運も必要になります」と話している。
好成績を収めるための鍵となるのはコロンビアとの初戦だとの見方も示した。「グループ内で一番難しい相手ですし、良い結果が出せれば大きな自信に繋がります。敗れれば残りの2試合で失敗の余地はほとんどなくなってしまいます」
本大会で特に対戦を期待するチームとしては、乾はスペイン代表を挙げている。そのためにはまず、31日に発表される本大会の最終メンバー23人に残ることが必要となる。
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