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日本代表 6年前

落選危機の香川真司と岡崎慎司。W杯へ生き残るためには? ガーナ戦で存在価値を示せるか

日本代表は30日に、ガーナ戦との国際親善試合に臨む。ロシアワールドカップに出場する23人の代表メンバー発表前最後の試合。生き残りをかけて猛アピールが必要なベテランたちがいる。西野朗監督率いるチームで当落線上に立たされた香川真司と岡崎慎司は今、何を思うのか。(取材・文:元川悦子)

text by 元川悦子 photo by Getty Images

香川と岡崎、W杯メンバー落選の危機

香川真司 岡崎慎司
香川真司と岡崎慎司は日本代表落選の危機に瀕している。ガーナ戦で評価を覆せるか【写真:Getty Images】

 西野朗監督率いる新生日本代表の初陣であり、ロシアワールドカップ本番直前の重要なテストマッチとなるガーナ戦(日産)が30日に行われる。

 21日から9日間の合宿で意思統一を図ってきた日本代表だが、今回はワールドカップの最終登録メンバー23人発表が翌31日に控えている中での試合。現時点の26人から外される3人は果たして誰なのか。そこはガーナ戦の非常に大きな注目点と言っていい。

「今まで代表チームは4バックで、ポジティブな状況でも、ネガティブな状況でも、ゲームの中でシステムを変えて対応するようなことはなかった。しかしそういう状況だけでは対応できない。3バックは押し込まれれば5バックになるし、中盤もフラットな4枚になって5-4-1で対応しなきゃいけないこともある。いろいろな変化を持って対応しなければいけない」と西野監督もガーナ戦前日会見で語ったように、今回の日本は3バックと4バックを柔軟に使い分けながらワールドカップを乗り切ろうとしている。

 となれば、守備陣には厚みを持たせておく必要がある。今回はGKが3人、DFは8人招集されているが、23人を選ぶうえでここに手をつけることはないだろう。

 つまり、外れるのは中盤から前の選手という見方が有力だ。1人はゲーム形式の練習などで外れる回数の多かった三竿健斗(鹿島)が有力視されるが、残りはボランチなのか、2列目のアタッカー陣か、FWなのか確定していない。左足首のケガを抱えて1ヶ月以上公式戦から遠ざかっている岡崎慎司(レスター)にしても、2月から5月まで左足負傷で長期離脱を余儀なくされた香川真司(ドルトムント)にしても、ここまでの流れを見ると落選の可能性はゼロとは言い切れない。

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