ファビーニョの契約は…【写真:リバプール公式サイトより】
リバプールは、モナコに所属していた24歳のブラジル人MFファビーニョを獲得したことを28日に発表した。だが、同選手がサインをしたように見える契約書が「フェイク」であったとして話題となっている。英紙『デイリー・メール』が伝えた。
移籍の決まったファビーニョはリバプールのユニフォームを着用し、写真撮影を行った。クラブが公式サイトに掲載した写真の中には、契約書にサインをする場面のものも含まれている。
契約書は、リバプールのエンブレムの下に「選手契約合意」と書かれ、その下には細かい文字が並んでいる。ファビーニョはその下部にサインを記入し、その瞬間に正式に加入が確定したかに見える。だがその契約書の写真を拡大してみると、本文は全く契約とは無関係の内容だったという。
その文面は、「土曜日のチャンピオンズリーグ決勝レアル・マドリー戦に向けてユルゲン・クロップ監督は…」といったもの。数日前にクラブ公式サイトに掲載されていた、監督会見の内容を伝えるニュース記事のコピーだった。
もちろん、実際には本物の契約文書が別に存在し、サインが交わされたのだろう。だが、リバプールに限らず選手の契約の瞬間をメディアに公表するクラブは多いが、必ずしも全てが本物の契約書ではないのかもしれない。
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