チャンピオンズリーグで優勝したレアル・マドリー【写真:Getty Images】
今季チャンピオンズリーグ(CL)で優勝を飾ったレアル・マドリーは、歴代の王者の中で選手補強収支の黒字額が最も大きいチームだったという。
マドリーは現地時間26日に行われた決勝でリバプールと対戦。3-1の勝利を収めて優勝を飾り、史上4例目となる3年連続欧州制覇(CL設立後では初)を成し遂げた。
29日『アス』紙が大手データサイト『transfermarkt』のデータを用いて伝えたところによれば、今季マドリーは選手の獲得および放出による収支が8750万ユーロ(約110億円)の黒字だった。これは歴代のCL優勝チームの中で圧倒的に最大の黒字額となっている。
選手補強に費やした金額はDFテオ・エルナンデスとMFダニ・セバージョスの獲得による合計4050万ユーロ(約51億円)のみ。一方でFWアルバロ・モラタ、DFダニーロ、FWマリアーノ・ディアス、MFディエゴ・ジョレンテ、MFブルギを売却し、MFハメス・ロドリゲスをレンタルに出したことで、合計1億2800万ユーロ(約161億円)の収入を得ている。
過去には1993年のマルセイユ、2007年のミラン、2010年のインテルなどが1500万ユーロ(約19億5000万円)前後の黒字で欧州王者となった例もあるが、今季マドリーの黒字額は圧倒的。歴史的な3連覇を成し遂げただけでなく、コストパフォーマンスの高さも異例中の異例だったということになる。
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