日本代表の香川真司【写真:Getty Images】
日本代表は29日、横浜市内で30日のガーナ代表戦に向けての前日練習を行った。
ロシア・ワールドカップ本大会の最終メンバー23人は31日に発表が予定されており、ガーナ戦は当落線上の選手たちにとって最後のアピールチャンスとなる。だがMF香川真司は、最終選考の場となることをそれほど意識はしていないと主張する。
「もちろん次の日には全てが決まるわけですけど、みんなそこに集中するというよりは、一人ひとりがチームとして、個人として良いパフォーマンスを出すことに集中していると思います。僕もその一人で、良い準備をしてきたと思っているので。どんな状況であれ、テストマッチですけど、必ず勝って次に繋げたいですし」
ワールドカップ直前の監督交代となったが、「みんな前向きにこの状況に対してトライしていると思います」と香川。「ほんとにみんな一つになって戦おうとしているので。それをしっかりと日本のファンの皆さんの前で見せたいです」とチームの団結を強調した。
2シャドーの一角でプレーすることが見込まれる香川は、「やり慣れていないわけじゃないので。ドルトムントでもやってますし」とそのポジションについてコメント。自身の良さを出しやすい形だとして歓迎する様子を見せている。
ガーナ戦では「10番」をつけることが発表された香川だが、本大会のメンバー入りは必ずしも安泰ではない。ワールドカップ出場が不安視されることについては、「僕自身としては問題ないと思ってる。色々な見方があると思うので、それは自由ですけど」と述べ、「一番集中しなきゃいけないのは自分自身。自分自身がどう感じるか、それが一番大事になると思っているので、そこを問いただしてやっていきたいと思います」とプレーに集中する姿勢を示した。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
【了】