昨季CL決勝と今季CL決勝のレアル・マドリー【写真:Getty Images】
サッカーあるいはスポーツ全般において、勝っているチームを変えるべきではないということはよく言われる。今季チャンピオンズリーグ(CL)でのレアル・マドリーの成功は、それを忠実に実行したことに一因があったのかもしれない。
マドリーは現地時間26日に行われたCL決勝でリバプールと対戦。3-1の勝利を収め、3連覇となる優勝を飾った。
リバプール戦に先発した11人は、GKナバス、DFカルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ、MFモドリッチ、カゼミーロ、クロース、イスコ、FWベンゼマ、C・ロナウドというメンバー。これは、1年前にユベントスを4-1で下して優勝を飾った試合と全く同じ先発メンバーだった。
メンバーの入れ替わりが激しい現代サッカーで、同じ11人が2年連続でCL決勝を戦うというのは異例のこと。だが、同じだったのはそれだけではない。
スペイン紙『マルカ』が指摘するところによれば、試合前の集合写真を撮影した際の選手の並び順までもが1年前と全く同じだった。腕の置き場所など、各選手のポーズまで驚くほど酷似している。昨年の優勝チームから「変わらない」ことがマドリーの強さのひとつだったようだ。
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