セルヒオ・ラモスとモハメド・サラー【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのDFセルヒオ・ラモスがリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーを意図的に負傷させたとして、エジプトの弁護士が巨額の賠償金を求める裁判を起こしているという。28日付英紙『デイリー・メール』が伝えた。
マドリーとリバプールは現地時間26日に行われたチャンピオンズリーグ決勝で対戦。リバプールのエースであるサラーは前半にラモスと交錯して転倒したプレーで負傷し、30分での交代を余儀なくされた。
エジプトの弁護士ベセム・ワハバ氏は、ラモスのこの行為に対して訴訟を起こしたことを明らかにした。エジプトのテレビで語ったとして英紙が伝えている。
「ラモスはサラーを意図的に負傷させた行為について罰せられるべきだ。私は告訴を行い、FIFA(国際サッカー連盟)に抗議した。ラモスがサラーとエジプトの人々に与えた肉体的・精神的損害に対して損害賠償を求める。金額は10億ユーロ(約1300億円)を超えるかもしれない」
サラーはこの負傷によりマドリー戦でのプレー続行が不可能となっただけでなく、エジプト代表としてのロシア・ワールドカップ出場も危ぶまれる状況となった。大会までには回復が間に合うとの見方もあるが、負傷の程度について正確な発表は行われていない。
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