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セリエA復帰の40歳パルマ主将、約束果たして現役引退。「6」は永久欠番に

text by 編集部 photo by Getty Images

アレッサンドロ・ルカレッリ
現役引退を発表したアレッサンドロ・ルカレッリ【写真:Getty Images】

 来季のセリエA昇格を決めたパルマのキャプテンを務めていたDFアレッサンドロ・ルカレッリは、今季限りで現役を引退することを表明した。

 かつてセリエAで毎年のように上位を争い、中田英寿氏や各国の大物スター選手たちもプレーしていたパルマ。だが2015年にはクラブが破産し、4部にあたるセリエDからの再出発を余儀なくされた。

 2008年からパルマに在籍していたルカレッリは4部に降格してもチームを去ることなくプレーを続行。チームは3年連続の昇格を勝ち取り、最短でのセリエA復帰を決めた。昇格決定後にはルカレッリは、「パルマをセリエAに戻すという約束を守った。これで現役引退だってできる」と涙ながらにコメントしていた。

 現地時間27日に行われた昇格記念パレードで、ルカレッリはファンに向けて現役引退を表明。「セリエAでは素晴らしいスタジアムで、歴史を作ってきたようなチームと戦うことができる。だが。僕は君たちと一緒に歴史を作ることができた。3年前の約束を果たすことができた。この信じられないような偉業以上に満たされ、誇りを感じられるようなことは他にない」と語った。

 クラブはルカレッリの貢献に報いるため、同選手が9年間着用していた背番号「6」を永久欠番とすることを発表した。来季以降は他の選手がこの背番号を使用することはない。

 ルカレッリはパルマでセリエAからDまでのリーグ戦合計333試合に出場しており、これはクラブ史上最多の記録。また、40歳でのプレーは戦後のクラブ最年長記録だった。

【了】

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