カリウス(左)を慰めるベイル(右)【写真:Getty Images】
リバプールのGKロリス・カリウスは、現地時間26日のチャンピオンズリーグ決勝レアル・マドリー戦で大きなミスをして涙を流した。英紙『ザ・サン』は、チームメートが慰めに行っていない点を指摘している。
欧州の頂点を決める大一番に先発したカリウスは、明らかなミスでレアル・マドリーに2点を献上。1-3で敗れたあとはピッチに崩れ落ち、スタッフに抱えられ、相手選手からは慰められた。その後、涙を流してリバプールのファンに謝罪。この姿勢に多くのファンが拍手を送り、大失態のGKをサポートした。
だが、SNS上でカリウスが孤独になっているという声があることに『ザ・サン』が注目。「カリウスのもとにリバプールのチームメートが誰も行かない。レアル・マドリーの選手だけだ。『You’ll never walk alone』も終わりだな」といった投稿があることを紹介し、守護神の孤独を伝えた。
その後、チームメートと抱き合うシーンはあったものの、それは少し時間をおいてのことだった。
優勝したレアル・マドリーの選手には、勝者としての余裕がある。反対にリバプール陣営からすれば、大一番を台無しにした守護神への怒りがあって不思議はない。それでも、カリウスに最初に寄り添うのは仲間であって欲しかったと願うファンもいるようだ。
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