アーセナルを去るアーセン・ヴェンゲル監督【写真:Getty Images】
アーセナルを去るアーセン・ヴェンゲル監督は、適切なオファーが届いたとすればJリーグに復帰することも考えているという。英紙『デイリー・メール』が26日付で伝えている。
アーセナルで22年間にわたる長期政権を築き、安定した好成績を収め続けてきたヴェンゲル監督だが、今季限りでの退任が決定。後任にはパリ・サンジェルマン前監督のウナイ・エメリ氏の就任が決定している。
監督業の続行を望んでいる68歳のヴェンゲル監督のもとには、「欧州やアメリカから多くのオファーが届く」という見通しが示されている。だがそれだけでなく、「日本から適切なオファーが届いたとすれば、ヴェンゲルは真剣に検討するだろう」と『デイリー・メール』は述べている。
ヴェンゲル監督は1995年から96年にかけて日本の名古屋グランパスエイトで指揮を執った。「日本の文化を愛し、言語も学んでいた。欧州への復帰を促すためには当時のアーセナルのデイビッド・デイン副会長による必死の説得が必要だった」という。
ヴェンゲル監督が今でも日本で高く評価されていることに加え、MFアンドレス・イニエスタがバルセロナからヴィッセル神戸へ移籍したことで「Jリーグの注目度が高まった」とも英紙は伝えている。世界的スター選手に続いて、世界的名将が日本に戻ってくる可能性もあるのだろうか。
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