ナポリ前監督のマウリツィオ・サッリ氏【写真:Getty Images】
ナポリを率いていたマウリツィオ・サッリ監督は、来季チェルシーの新監督に就任することが事実上合意に達したとみられている。25日付伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えた。
ナポリは現地時間23日に、来季からの新監督にカルロ・アンチェロッティ氏が就任することを発表。これによりサッリ監督の退任も決まった。
そのサッリ監督の次の仕事場はチェルシーとなりそうだ。チェルシー首脳陣とサッリ監督の代理人がロンドンで会談を行い、契約が合意に達したとみられている。契約を1年残しているアントニオ・コンテ現監督の解任も決定したとの見方だ。
「最後の障害」になるとみられているのは、ナポリと2020年までの契約を交わしていたサッリ監督に、800万ユーロ(約10億2000万円)の契約破棄料が設定されていることだ。チェルシーはこの全額を支払うことを望まず、ナポリとの交渉で引き下げを図る考えだという。
サッリ氏は2015年にナポリ監督に就任し、3年間でセリエAでの2位が2回、3位が1回という好成績を残した。3シーズン連続でクラブの歴代最多勝ち点を更新する快挙を成し遂げている。
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