ヴィッセル神戸は24日、都内で記者会見を開き、スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが完全移籍で加入することを発表した。イニエスタは数多くのオファーから神戸を選んだ理由を話している。

　34歳のスペイン代表MFは、バルセロナの主力として数々の成功を収めてきた。世界屈指のタレントには、当然多くのクラブが関心を示していた。

　会見場の壇上で契約書へのサインを済ませたイニエスタは、「今日は本当に特別な日です。自分のキャリアでとても重要なチャレンジです」と話した。

　日本行きの決断についてイニエスタは、「幸運にも、いろいろなオファーをもらった」と話し、「ほかのクラブにも感謝したい」と前置き。その上で神戸に決めたのは、「提示してくれたオファーがとても興味深かったから」と語っている。また、「人としても選手としても、私のことを非常に信頼してくれたことも大きかった」と述べた。

　また、日本という国にも興味を持っている。イニエスタは「日本は素晴らしい国で、文化も素晴らしい。できるだけ早く日本に慣れて活躍したい」と好印象の様子。具体的なことについて聞かれると「全てです」と答え、「日本の方は好き。ただ一番大事なのは文化に溶け込むこと。みんなと同じように、家族も含めて国の一員になりたい。自分の国と文化は違うけど、できるだけ早くこの国の文化の一部になりたい」と、適応に意欲をのぞかせた。

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