浅野拓磨はシュトゥットガルトで出番を失っていたが、日本代表に選出された【写真:Getty Images】
日本代表は22日、千葉県内で今月30日の国際親善試合・ガーナ戦に向けて練習を行った。
「まず、このメンバーに残れたことは僕にとって本当にポジティブなことしかないです」
そう話すのは浅野拓磨だ。所属クラブのシュトゥットガルトでは出場機会に恵まれなかったが、ガーナ戦のメンバーに選出された。
「特に半年、日本代表に対してのアピールというのは1つもできていないので、それを取り返すチャンスはこのメンバーに入ることしか残っていなかった。そのチャンスを与えてもらったというのは、僕にとってすごく大きなこと」
クラブで試合のピッチに立てない中でも、浅野は「常に、次の試合には出る可能性があるという意識でいました」と述べ、「そのための準備は常にやってこられた」と胸を張った。
この日は狭いエリアでボールを繋ぐ練習メニューもこなした。「細かくパスを繋ぐ練習も、そういうサッカーを目指している可能性もあるのかなと思います」と語る。さらに「攻撃の部分で技術が高い選手が多いので、自然とああいうプレーは試合の中でも増えてくるだろうと思います」と続けた。
「自分は自分の良さを消さないように」と言う浅野は、「1人ひとりが全力で戦っている姿を見てくれたら」と意欲を口にした。
(取材・文:青木務)
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