日本代表合宿に参加した吉田麻也がガーナ戦への意気込みを語った【写真:Getty Images】
日本代表は21日、千葉県内で今月30日の国際親善試合・ガーナ戦に向けた合宿を開始した。
「コンディション的には、怪我もあったけど、全体的にはコンスタントに出ていた。試合勘だったりフィジカル面は心配していない。もう一回、体を作り直して、いい状態で親善試合に挑めるようにしたい」
吉田麻也はこう語る。所属するサウサンプトンでプレミアリーグを戦い抜いた。ハードなシーズンを乗り切り、ワールドカップモードへ移行していく。
日本代表は西野朗監督が指揮をとるようになった。ワールドカップ直前の指揮官交代について「起こり得ることだとは想定していた」という吉田だが、時期としては「『今なのか』という感じももちろんあった」と述べ、「監督だけの責任ではない」とも話した。
そして、ガーナ戦に向けては「(23人の)メンバーが選出される前の最後の試合。最後のアピールの場になるのはもちろん、まだまだチームを作り上げていかなきゃいけない段階。とにかく親善試合でアピールするのはもちろん、いい形で勝って、いい雰囲気でオーストリアの合宿に入っていけるようにまずは勝たなきゃいけない」と語る。
勝利がもたらす影響の大きさを、吉田は理解している。
「勝てばチームというのはまとまりやすくなるし、同じ方向に進みやすくなる。最初に躓いてしまうと苦しくなると思うし、いつもの親善試合以上に、勝ちへのこだわりは大事になってくるんじゃないかなと個人的には捉えている」
(取材・文:青木務)
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