アトレティコ・マドリーのアントワーヌ・グリーズマン【写真:Getty Images】
バルセロナのFWリオネル・メッシは、アトレティコ・マドリーに所属するFWアントワーヌ・グリーズマンと接触し、バルサへの移籍に向けた説得を試みているという。20日付スペイン紙『アス』が伝えた。
アトレティコのエースとしてゴールを量産し続けてきたグリーズマンだが、この夏にバルサへ移籍する可能性が盛んに噂されている。バルサのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は昨年10月にグリーズマンの代理人に接触したと語り、獲得に関心を抱いていることを認めている。
一方でアトレティコとしては、エースの引き留めに必死。5年間の新たな契約を提示したと報じられている。アトレティコが提示する条件は、バルサに移籍した場合に見込まれる条件を上回っているという。
それでもグリーズマンは、バルサ移籍かアトレティコ残留かを「迷っている」状況とのこと。バルサ移籍に気持ちが傾く理由のひとつは、メッシから直々の説得を受けていることだとみられている。メッシはグリーズマンに連絡を取り、バルサ入りを歓迎することを伝えているという。
グリーズマンとアトレティコとの契約では、現在は2億ユーロ(約260億円)という契約解除金が設定されているが、7月1日以降は1億ユーロ(約130億円)に引き下げられることが定められているようだ。バルサは6月のワールドカップ開始前に獲得を決めることを望んでおり、移籍金1億5000万ユーロ(約195億円)ほどで交渉を成立させられる可能性があるとの見方も伝えられている。
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