フランス国旗【写真:Getty Images】
フランスの1部昇格に向けたプレーオフの試合が、アウェイチームのチームバスが“襲撃”を受けてスタジアムに辿り着けなかったことで中止されるという前代未聞の事件が起きた。仏紙『レキップ』などが伝えている。
フランス2部のレギュラーシーズンを3位で終えたアジャクシオと4位で終えたル・アーブルは、現地時間18日にプレーオフでの対戦を予定していた。3位アジャクシオのホームで一発勝負が行われ、勝者が1部18位のトゥールーズとの入れ替え戦へ進むはずだった。
だがアジャクシオのホテルからスタジアムへ向かおうとしていたル・アーブルのチームバスを、その道中でアジャクシオサポーターが襲撃。150人ほどのサポーターがバスを取り囲んで発煙筒や石などを投げつけた。
選手らに負傷はなかったようだが、警官1人が軽傷を負ったほか、バスに損傷があったと伝えられている。結局バスはスタジアムに辿り着けず、試合は延期が決定された。
その後、試合は20日日曜日に改めて開催されることが決定された。勝者とトゥールーズとの対戦は23日に予定されている。
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