クルトゥラル・レオネサの井手口陽介【写真:Getty Images】
日本サッカー協会は18日、今月30日に行われるガーナ代表との国際親善試合に向けた日本代表メンバー27人を発表した。ロシア・ワールドカップ本大会に向けたメンバー発表ということもあり、各国メディアでも報じられている。
ポルトガルメディアが中島翔哉の落選を、ベルギーメディアが森岡亮太と久保裕也の落選を中心として伝えるなど、それぞれの国のリーグでプレーする選手にやはり注目が集まっている。スペイン紙『マルカ』も、スペインでプレーする日本人選手に焦点を当てた。
スペイン1部でプレーする柴崎岳(ヘタフェ)と乾貴士(エイバル)に加えて、2部のクルトゥラル・レオネサに所属する井手口陽介も27人の中に選ばれた。このメンバー選出について、「クルトゥラルの“幽霊”日本人が柴崎、乾とともにW杯の予備メンバー入り」と伝えられている。
「幽霊」と表現されるのは、井手口がクルトゥラルでほとんど試合に出場していないためだ。ガンバ大阪から1月にイングランド2部のリーズ・ユナイテッドへ移籍し、クルトゥラルへレンタルされたが、ここまでわずか5試合の出場で107分間のプレーにとどまっている。
最後にピッチに立ったのは2月19日のラージョ・バジェカーノ戦で、その後はベンチ入りしても出場なし。3月の代表メンバーからも外れていた。クラブでは苦しい状況に置かれているが、ワールドカップ本大会のメンバー入りに向けて西野監督にアピールできるだろうか。
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