ある程度は「ハリルの遺産」をそのまま活用か
日本代表を率いる西野朗監督【写真:Getty Images】
本日13時、日本サッカー協会(JFA)は30日のガーナ代表との試合に向けた日本代表メンバーを発表する。30人前後が選ばれる見込みで、基本的にはこの中からロシアワールドカップに向けた23人のメンバーへと絞り込んでいくこととなる。
JFAは4月7日にヴァイッド・ハリルホジッチ監督を契約解除し、それまで技術委員長だった西野朗氏が日本代表監督を務めることとなった。西野監督にとってガーナ戦は初戦となるが、果たしてどのようなメンバーを選ぶのか。
西野監督はハリルホジッチ氏に一定の評価をしていた。技術委員長という立場から選手評価については意見を交わしており、それが大きくズレることはない。180度異なる選考基準となることはなく、ある程度「ハリルの遺産」に沿って選んでいくはずだ。
そうなると見えてくるものがある。ハリル時代から「当確」あるいは「濃厚」と思われていた選手たちは確実に入ってくる。そして、ガーナ戦に向けた合宿では「当落線上」あるいは「可能性あり」の選手たちを精査していくだろう。
では、どのような人選になるだろうか。ポジション別に見ていきたい。
<GK>
【W杯23人濃厚】川島永嗣、中村航輔
【当落線上(ガーナ戦濃厚)】東口順昭
【ガーナ戦可能性あり】権田修一、西川周作、林卓人
GKは東口の回復具合がすべてだ。4月22日のセレッソ大阪戦で顔面を負傷。フェースガードをつけて復帰したが、そこを西野監督はどう見るのか。問題なければワールドカップ本大会は東口がそのまま入る。
だが、見てみないことには判断できないはずで、不測の事態に備えてガーナ戦では4人目のGKを呼ぶことが確実。実績では西川や権田だが、Jリーグでの結果が芳しくない。サンフレッチェ広島で抜群の安定感を誇る林が滑り込むのではないか。