ジャンルイジ・ブッフォン【写真:Getty Images】
ユベントスのイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが17日、今季限りでのユベントス退団を発表した。
40歳のブッフォンは、以前から今季限りでの現役引退がささやかれていた。セリエA最終節のエラス・ベローナ戦を前に守護神が本拠地で記者会見を開くことが発表されてからは、その席で現役引退を発表すると憶測が飛んでいたところだ。
ブッフォンは17日、アンドレア・アニェッリ会長と会見に望み、「土曜日の試合が僕にとってユーベで最後の試合だ。この冒険を終える最高の方法だと感じる」とコメント。その一方で、「刺激的なオファーがある」と話し、現役を続けるかどうかについては現時点で明言を避けている。
パルマの下部組織で育ったブッフォンは、17歳のときにセリエAデビューを飾り、2001年にGKとして当時史上最高額となる移籍金でユベントスへ移籍した。2006年にはカルチョスキャンダルでユベントスがセリエBに降格となり、多くの選手がクラブを去ったが、守護神は残留を決断している。2001/02、02/03シーズンとセリエA優勝を経験していたブッフォンらが残ったユベントスは、1部復帰直後こそ苦しんだものの、2011/12シーズンから7連覇を達成している。一方で、チャンピオンズリーグでは3度決勝に進んだものの、最後までトロフィーを掲げることはできなかった。
イタリア代表では1997年にデビューを飾り、これまで176試合に出場。2006年のワールドカップ優勝などに貢献し、常に最前線で戦ってきた。ロシアワールドカップ予選敗退後も代表引退をせず、今年も代表招集に応じ、世代交代を求める人たちから反感が出たことも話題になっていた。
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