マルセイユのMFディミトリ・パイェは負傷によってEL決勝前半で交代を余儀なくされた【写真:Getty Images】
マルセイユに所属するフランス代表MFディミトリ・パイェは、約1ヶ月後に迫ったワールドカップの舞台に立てないかもしれない。
同選手は現地時間16日に行われたヨーロッパリーグ(EL)の決勝にマルセイユのキャプテンマークを巻いて先発出場した。しかし、アトレティコ・マドリーに1点を先制された後の32分にプレー続行不可能となり、マクシム・ロペスと交代を余儀なくされていた。
もともと今月11日のリーグ戦を太ももの負傷で欠場し、EL決勝の出場も危ぶまれていたパイェ。それでもリスク覚悟で大一番に強行出場したことが裏目に出てしまった。一度痛めた箇所を悪化させ、その状態が悪ければ、フランス代表としての参戦が見込まれていたロシアワールドカップ出場も絶望的となる。
交代時には涙を流し、アトレティコでプレーする同胞のアントワーヌ・グリーズマンに慰められていたパイェだが、実は「呪い」や「祟り」による負傷だったのではないかという声もある。
スペイン紙『マルカ』などが伝えているところによれば、パイェはフランス・リヨンで行われたEL決勝の選手入場時にELのトロフィーに触れたことが問題視されている。
国際映像にも残っていたが、本来ELやCLのトロフィーは優勝したチームの関係者以外は触れてはいけないことになっている。試合前であれば両チームともトロフィーに触れる権利はない。それは当然のこととして受け入れられてきた。
しかし、パイェはそのルールを破った。負傷が悪化するリスクを背負いながら出場したとはいえ、ワールドカップすらも棒に振りかねない不運は、トロフィーの「祟り」だったのだろうか。それともただの迷信なのだろうか…。
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