サウジアラビアのファハド・アル・ミルダシ主審【写真:Getty Images】
サウジアラビアサッカー連盟(SAFF)は16日、同国のファハド・アル・ミルダシ主審が八百長を試みたことを認めたとして、生涯の資格停止処分を下したことを発表した。英メディア『BBC』が伝えている。
SAFFはSNSの公式アカウントに16日付で声明を投稿。「規律委員会は、ファハド・アル・ミルダシ氏に対してあらゆるサッカー関連のスポーツ活動への参加を生涯禁じることを決定した」と述べている。
アル・ミルダシ氏は現地時間12日に行われたサウジアラビア国王杯決勝のアル・イティハド対アル・ファイサリ戦で不正を行おうとしたことを認めたという。アル・イティハドの関係者に接触し、八百長の提案を持ちかけたとのことだ。
アル・ミルダシ氏は八百長の見返りとして金銭の支払いを要求したことも認めているとのこと。国王杯決勝では結局同氏は笛を吹かず、昨年からサウジアラビアで審判部長を務める英国のマーク・クラッテンバーグ氏が主審を担当した。
過去にアジアカップやコンフェデレーションズカップなどでも笛を吹いたアル・ミルダシ氏は、今夏に開催されるロシア・ワールドカップにも参加を予定している主審のひとりだった。国際サッカー連盟(FIFA)は『BBC』に対し、同氏がSAFFから処分を下されたことは把握していると述べつつ、さらなる情報を求めているという。
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